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8.2019/08/29 [笑う小説]

8.三人で一部屋に寝るのもおかしいと思う。女性が一人いるのだ。だが、どっか別の世界の宇宙人だ。彼女は新次郎の向こうに寝ている。俺も女性は好きだが、宇宙人は遠慮したい。だって、体の構造が分からないのだ。でも、新次郎のように、裸になっても人間に見えるんだろうな。そんな事を考えながら、眠りに入った。俺が目を覚ました時には二人は、布団は片付け並んで俺を見降ろしている。
「おはよう」
「おはよう」
「おはようございます」
「二人とも眠れなかったのかい」
ボーっとしている二人に声をかけた。
「前から思っていたんだけど、人間ってかなり寝るな。俺たちは、太郎の半分も寝れば十分だ」
「それ、いいね」
「今日は、アパート探しだ」
「三人で行くのか」
「そうだ」
というわけで、コンビニのパンを食いながら、不動産屋に向かった。
「彼女の名前はどうする。俺が借りるアパートだけど彼女が入るんだから、俺と彼女の間に何らかの関係がないと、後々面倒かも」
「妹か」
「いや、従兄で良いか」
「いいよ」
「名前はどうする」
「そんなに急がなくても」
「呼び名がないと可笑しいよ」
「じゃあ、考えてくれ」
「よし、麗にする。いいかい」
「いいです」
アパートは直ぐに見つかった。現金を直ぐに出したら、車で連れてもらい。電気も繋がっていないのにその日から二人は住まい始めた。おれは、とぼとぼとさみしいような気持になって、アパートに戻った。もしかしたら、あの二人は恋人同士かもしれない。久しぶりに会った恋人同士か。俺は一人だ。家についたら、スマートフォンが鳴った。新次郎だった。
「家具をかったら、金が付きた。明日の軍資金を頼む」
「わかった。銀行から下ろしておくよ」
俺たちの金は銀行に預金していた。夕食は久しぶりにトンカツだった。アパートに帰って、一人ボーっとして考えた。あいつらといれば仕事もないがなんとか生きていけそうだ。だけど、あいつらは人間にとって害にならないのだろうか。まあ、全部で300人ぐらいだったら危害を加えられるとは思えない。それに新次郎は嘘をつかない。本当はどんな顔と体形をしているのかもしれないが、いい奴だ。俺は好きだ。でも、本当の姿は化け物みたいなのかもしれない。
解説者:時々忘れます。すみません。先の事を時々考えているのですが、正直言ってどうなるか分かりません。つまらなくならないようにしたいと思います。でも、説明が多いかもしれません。次は頭の良いお兄さんが登場します。

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